入居審査とは・・・

  
大家さんが賃貸借契約をする前に、
・家賃の支払い能力があるか?
・契約者、入居者の人物像
・職業
・連帯保証人         
を審査をすること。
入居審査とは、貸主(大家さん)が不安を防ぐために行うものです。 
賃貸物件は絶対に借りれるというわけではなく、入居審査に通った人だけが借りられます。 「家賃の支払い能力はあるか?」、「常識はあるか?」などをチェックします。
 

家賃の支払い能力があるか?

最も重視されるのが家賃の支払い能力です。家賃を継続して支払う能力があるか、収入が安定しているかどうかを判断して、職業や勤務先を確認します。

退職しているシニアの場合は、年齢から年金の受給額や連帯保証人の続柄、年収をチェックします。

 

契約者、入居者の人物像

 物件探しをする時は、服装や言葉遣いは関係ないと思う人が多いと思いますが、不動産会社に電話・訪問した時点ですでに入居審査が始まっています。不動産会社は、お問い合わせいただいた方の言葉遣い・服装・態度をチェックしています。

不動産会社に電話・訪問する際は、清潔感のある身だしなみとキチンとした言葉遣いと態度を心がけましょう。

大家さんにとって設備を壊したり、他の入居者とトラブルになる可能性がある人には物件を貸すのは避けたいことです。または単身者、学生が中心の物件には、小さな子供がいる家族が入居を希望すると断れる場合があります。

 

職業

 
大家さんの立場から考えて、安心できるのは収入が安定している公務員、大企業の正社員などです。勤続年数も長い方がいい評価をいただけます。
水商売や夜勤が多い職業は入居審査に通らない場合があります。集合住宅内の生活音は想像以上に響くものなので、夜間から朝に生活音が響くと、他の住人とのトラブルになる可能性があるからです。
 
失業中などの事情を抱える人が入居を申込むと入居審査に通ることは難しいですが、無理とは限りません。大家さんの中には「家賃さえ支払ってくれればいい」という考えの方もいるので、家賃の1~2年程の貯金があれば審査に通る場合もあります。または連帯保証人の続柄、勤務先、収入が確認できれば通ります。
 
 

連帯保証人

 一般的には親族に頼むのが安心ですが、「収入が安定していない」、「年金生活をしている高齢者」の場合は審査に通りづらいです。家賃が支払われない時やトラブルが起きた時に責任をとることが難しいという理由があるからです。

そのため連帯保証人については、安定した収入、定年退職前の人物かどうかが審査のポイントになります。

連帯保証人をお願いできる方がいない場合は、家賃保証会社を利用できる物件を選べば大丈夫です。