物件概要に「構造」でよく記載されている「RC」や「SRC」という記号があります。
物件を探す時に、物件の構造まで確認しますか?
間取りや設備ばかりに目がいくばかりで、構造は何でもいいと思ってしまいませんか?
建物の構造によって住み心地も大きく左右するので、構造の種類とメリット・デメリットを確認しましょう。 
 

 メリット・デメリット

 
W造(木造)
 メリット:天然素材で体にいい。
      冬場の冷気や夏場の熱気を遮断し、快適室温を保てる。
        建築コストが安い。
      手入れにより長年の使用が可能。     
 
 デメリット:シロアリなどの害虫被害がある。
                     耐久性が劣る。
 
 
 RC造(鉄筋コンクリート造)     
 メリット:建築で柱や壁を少なくして、広い空間を造れる。
      耐火性・防音性・気密性に優れている。
 
 デメリット:建築費が高い。
       気密性が高い反面、室内の結露やカビが発生しやすい。
 
 
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
 メリット:建築で柱や壁を少なくして、広い空間を造れる。
      耐震性・耐火性・防音性・気密性に優れている。
 
 デメリット:建築費が高い。
       RC造と同じく気密性が高いため、結露やカビが発生しやすい。
 
 
S造(軽量鉄骨造)・・・一般的な戸建て住宅に使われている。
 メリット:耐用年数が長い。
        品質が安定している。
 
 デメリット:断熱性・防音性が低い。
       気密性が高いため、結露やカビが発生しやすい。
                     建築で部屋の間取りを変えにくい。
 
 S造(重量鉄骨造)・・・大型のマンションや高層階ビルなどで使われている。
 メリット:建築で柱を少なくして、広い空間を造れる。
      耐震性・防音性が優れている。
      
 デメリット:建築費が高い。
       賃貸物件は家賃が高い。
 
 
RS造(RC造、S造の混合構造)
 例えば、「1階が鉄筋コンクリート造、2階が軽量鉄骨造で建てられた混合構造の建
 物」のことを示す。
 どんな建物に使われているか:低中層のマンション、別荘、大型集客施設など。